「不動産の売却をしたいけど何から始めたらいいの?」「不動産を相続する予定だけど何からすればいいの」といった、不動産の売却に関する様々な疑問を売却の方法に分けて解説しております。皆様の不安を解消するために、一緒に最適な売却方法を探しましょう!
仲介売却
仲介売却は、不動産会社を通じて市場に物件を出し、買い手を探す売却方法です。不動産会社が広告や内覧の手配、交渉などを代行してくれるため、売主は専門的なサポートを受けながら売却を進めることができます。売却価格は相場に基づいた金額を設定することがおすすめですが、最終的には買い手との交渉によって決まります。高値での売却が期待できる一方、売却完了までに少し時間がかかる場合があります。
【メリット】
この方法の最大のメリットは、高値で売却できるケースがあることです。複数の買い手からのオファーが集まることで、最も高い金額で売却できる可能性があります。また、ネット媒体への物件掲載など、不動産会社が売却活動や交渉を代行してくれるため、手間が少ないです。
【デメリット】
売却までに時間がかかる可能性があります。買い手が見つかるまでの期間が不確定であり、内覧や条件交渉の手間も伴います。価格設定や条件によっては買い手が見つからないケースもあります。また、仲介手数料が発生するため、最終的な利益が買取に比べて大きいとしても手数料の負担がある点は注意が必要です。
【よくある質問】
Q: 売却までの期間はどれくらいですか?
A: 買い手の状況や物件の人気度によって異なりますが、引き渡しの完了まで数ヶ月から半年程度かかることが一般的です。
Q:査定をしてもらうときに費用はかかりますか?
A: 弊社では無料査定も承っております。実際にお持ちの物件へ足を運び、細かく査定をすることも可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
不動産の買取りは、不動産会社が売主から直接物件を買い取る方法です。前述した仲介売却とは異なり、買い手を市場で探す必要がなく、不動産会社がすぐに買い取ってくれるため、売却までのスピードが速い点が特徴です。特に、早急に現金化したい場合や、物件の状態が悪く通常の売却が難しい場合に利用されることが多いです。
【メリット】
買取の場合、買い手を探す時間がかからないため、短期間で現金化が可能です。また、売却活動を行わないため、内覧や物件公開のストレスもありません。近隣の人に気づかれたくない場合にも有効な手段です。さらに、リフォームや修繕の必要がないことが多く、現状のままで売却できる点もメリットの一つです。
【デメリット】
一方で、仲介売却と比べると、売却価格が低くなる傾向があります。また、買取りを行う不動産会社によっても買取時の条件が異なるため、複数の業者と相談する必要がある場合もあります。
【よくある質問】
Q: 買取金額はどうやって決まるのですか?
A: 不動産会社は、物件の状態や立地、今後の市場価格の予測などを基に査定します。
Q: すぐに売却できるのですか?
A: はい、不動産買取はスピーディーな売却方法です。不動産会社によっては、数日〜1週間程度で買取りが完了することがあります。
任意売却は、住宅ローンの返済が困難になった際に、金融機関と協議の上で不動産を売却する方法です。通常の競売に進む前に、市場で売却することができるため、より高額で売却できる可能性があり、ローンの返済に充てる金額を増やすことができます。競売と比べて信用情報への影響も軽減される点が特徴です。ただし、任意売却を行うには金融機関の同意が必要です。
【メリット】
通常の競売に比べて高値で売却できる可能性があり、返済に充てられる金額を増やすことができます。また、競売の場合、競売にかけられたことを裁判所が公開しますが、任意売却では所有者の情報を非公開にして売却を進めることが可能です。
競売に比べて信用情報への影響が少なく、将来的な再建にも有利です。引き渡し時期も、競売のように退去を迫られるのではなく、通常の売却と同様に買い主と相談して退去の日程を決めることが可能です。
【デメリット】
金融機関の同意が必要であり、全てのケースで任意売却が選べるわけではありません。また、売却活動中に金融機関からの督促が続く可能性もあります。さらに、売却価格がローン残高を下回る場合、売却後もローンの残債を返済し続ける必要がある点もデメリットです。
【よくある質問】
Q: 競売の申し立て後でも任意売却は可能ですか?
A: 競売の申し立て後でも、任意売却に間に合うケースがあります。ただし、放っておいてしまうと競売費用が売却代金から引かれるなど、最終的な返済が苦しくなるので、お早めにご相談をすることをお勧めしております。
Q: 任意売却を行うにはどうすれば良いですか?
A: まずは金融機関に相談し、任意売却の許可を得る必要があります。その後、不動産会社と協力して売却活動を行います。
空き家を放置していると非常にリスクが高まります。家屋が老朽化することはもちろん、草が生い茂り、害虫や害獣が発生したりするため、衛生的にもよくありません。敷地内にゴミを不法投棄される事例も、報告されておりますが、異臭等の責任は、空き家の所有者になることも注意が必要です。そして空き家は放火等の犯罪のリスクにもなり、この場合も、所有者は責任を問われることになります。最後に、「空き家対策特別措置法」で危険のある「特定空き家」に指定されてしまうと、住宅が対象の固定資産税の減免措置(6分の1)が適用されなくなります。これにより、固定資産税額が6倍になってしまうケースもあるため注意が必要です。
弊社では空き家の対処について、さまざまな方法をご提案することが可能です。空き家とはいえ、ご実家である場合はやはり手放すことが忍びなく感じてしまうものです。そういったお客様へも次の方にしっかりと引き継ぎ、納得のいった売却ができるお手伝いをさせていただきます。
【よくある質問】
Q: 空き家を売却する際のリフォームは必要ですか?
A: 必須ではありませんが、老朽化している場合など、リフォームやクリーニングを行うことで売却がスムーズになることがあります。
Q: 空き家をそのまま売却することは可能ですか?
A: はい、可能です。ただし、買い手がリフォーム費用を考慮して値引き交渉をしてくる場合があります。
不動産を相続する際には、書類準備や登記、遺産分割協議書を作成したりする必要があります。また、手続きを司法書士に依頼する場合は、その費用も必要です。
所有者が生前に遺言書(公正証書遺言)を作成する場合にも、財産評価額に応じて作成費用が発生します。
さらに、相続登記をする際に必要な登録免許税も発生します。
【よくある質問】
Q: 不動産売却時に発生する税金はどれくらいかかりますか?
A: 相続した不動産の場合、売却時の税金に特例が設けられている場合があります。細かい内容については是非お問い合わせください。
Q:相続した不動産の名義を変更したいですが、費用はどれくらいかかりますか?
A: 所有権移転にかかる費用は、約10~約20万円ほどです。ただし、相続人が複数で、遺産分割協議書を作成する場合などには、金額が変動します。
不動産の住み替えは、スケジュールや資金計画をきちんと立てておくことが大切です。ご自身の貯蓄額やお住まいがどれくらいの金額で売れそうか、また住宅ローンの有無や現在の生活費などを考慮して計画をたてましょう。お客様によって不動産を売るのが先か、次のお住まいを購入することが先かは異なります。
先にお住まいを売却する場合のメリットとしては、売却予定の金額を考慮したうえで、新居購入の予算がたてられることが挙げられますが、新居がすぐに見つからない場合は、仮住まいで暮らす期間が出てきます。
一方で、住み替え先を先に購入する場合、時間的な余裕を持ったうえで新居探しができることがメリットです。ただ、現在のお住まいの売却がスムーズにいかない場合、二重でローンの支払いをする必要が出てきます。
【よくある質問】
Q: 住み替えは何から始めるのがいいですか?
A: まずは今のお住まいがどれくらいの金額で売却できそうかを確認しましょう。査定依頼を行った不動産会社に住み替え先を探してもらうことで、よりスムーズに住み替えを完了させることが可能です。